2022年・坊は小学6年生の夏休み。格安航空券を見つけて北海道3泊4日の旅に出ました。3日目のスタートです
ウポポイ〜民族共生象徴空間へ
支笏湖から1時間くらい車を走らせ、白老町にある
ウポポイ〜民族共生象徴空間に向かいます。
途中の山道でキタキツネを見たよ!きつね色やった!
同じ敷地内に国立アイヌ民族博物館もあります。
(博物館については、事前に日時指定予約が必要でした)
ポロト湖の湖畔にある広い施設。
アイヌのチセ(家)も並び、近代的な博物館の建物もこの自然に馴染んでいます。
まずば伝統芸能上演の予約を!
初めは、広くてどこからどう行けばいいのかわからなかったのですが、
とりあえず、伝統芸能上演(アイヌの伝統舞踊やムックリの演奏)の予約券をもらいに行きました。時間指定なので早めの予約がよろしいかと。
予約券配布の建物はシアターの横だよ。案内しているからすぐにわかったよ。
ドーム型スクリーンでカムイアイズを体験
予約後、すぐそばにあるカムイアイズっていうドーム型スクリーンでの映像体験に。
こちらはアイヌ文化でカムイ(神)とされている動物の視点から見る北海道の自然を、ドーム型のスクリーンで体感するもの。一人づつのドームシアターです。
一人1台で見るからディスタンスばっちり。不思議な感覚でした。
楽器演奏鑑賞〜ムックリ・トンコリ
この後、奥の建物内でムックリやトンコリというアイヌの楽器演奏を鑑賞しました。
ムックリはビヨンビヨン音が鳴る、口琴だよ。
トンコリはアイヌに伝わる弦楽器だよ。素朴な音が自然に溶け込むよ。
シアターでアイヌの伝統芸能を見よう!(時間予約制)
その後、最初に予約券をもらった、アイヌ伝統芸能の上演時間になりシアターへ。
撮影不可のため写真はないけど、これは素晴らしい体験でした。必見です!
シアターのバックが全面ガラスになっていて、ポロト湖が絵画のようです。
アイヌの演者の方々から凛とした力強さが伝わってきて、初めから心と体がビリビリしました。演者からアイヌの歴史も感じられました。
今まで聞いたことないアイヌの言葉や、楽器の音、カムイ(神)と自然と共生していく姿が神秘的というか…神々しいというか…。
中でも、ムックリと言われる口琴の演奏に心奪われ・・・すぐに影響されるのぷこは…
やってみたい〜。お土産に売ってないかな?
国立アイヌ民族博物館
ウポポイで一際大きい建物が博物館です。
こちらも新しくて美しい博物館。中に入ると、大きなガラスの窓から美しいポロト湖が窓一面に絵画のようです。
事前に日時指定したスマホの画面を見せて入場します。
まずは「カムイ」について知ろう
まず初めにカムイについての説明の映像を見ました。
ずっとここにきてから「カムイ」って言葉があちこちに出てきます。
「神」と訳されているも、いまいち理解できなくて…この映像を見て、やっと理解できました。展示物を見る前に、ぜひ観てほしい映像です。スタッフさんが入り口付近で案内してくださいます。
漫画「ゴールデンカムイ」を読んで予習するべきだった(帰ってからハマりました)
アイヌの人にとって、動物、植物や自然、道具に至るまで人間に恵みを与えてもらうものはカムイなのだそう。
和人(日本人)の神道のような、ちょっと違うような。。。
こういう考えに心惹かれる中高年母。
すっかりアイヌの文化にハマってしまいました。
美しい伝統工芸品や神具の数々!アイヌの歴史に心痛む…
伝統工芸品の彫刻や、着物の刺繍の文様など
独特で力強くて、それぞれに祈りや意味があって…素敵です。
アイヌの歴史についての展示では、アイヌの方々の悲しい過去に心痛みました。
和人と言われる本州からきた役人に虐げられたり騙されたり…酷すぎて心痛みました。歴史で習ったはずなのですが、今再びリアルに知ることができました。
こんなにえげつなかったのか…ワナワナ。ぴえん
我が三重県の偉人、松浦武四郎さんに北海道で出会う
そして、我が三重県の松浦武四郎さんがウポポイでも紹介されていました。
アイヌの方々と心通わせ、幕府による卑劣な扱いを改善させようとされた方…三重県民として誇りに思いました。
松浦武四郎さんは、幕末に北海道をアイヌの方の案内で6回も調査し、詳細な北海道地図を作ったお方です。その地図の詳細さには度肝を抜かれます。あの時代に、歩いて調査したなんて!(三重県松阪市に松浦武四郎記念館があります)北海道の名付け親でもある偉人です。
そんなこんなで、もうアイヌの文化、歴史にどっぷりハマり。
歳のせいか…歴史に興味が湧いてきた中高年母です。
ムックリ体験に出会う!師匠直伝のムックリ
博物館を後にすると素敵な売店が!そこでムックリを発見。早速購入しました!
外に出ると、湖畔でアイヌのお話とムックリ演奏がちょうど始まっていて、ここでも素晴らしい演奏を聴くことができました。
その後に偶然、奥にあるチセと言われるアイヌの家で、ムックリ楽器演奏体験に出会いました。先程の湖畔で演奏していたお姉さんに教えてもらうことができました。
師匠にアクリル板越しに教えてもらうも、なかなか鳴りもしません汗
帰ってからも、練習している母ちゃんです。
エントランス付近には美味しいもの色々…
ウポポイ、時間を忘れて見学してた母ちゃん。。。坊はもう限界・汗
お昼時にエントランスを出たところにある食堂やショップで軽く食べたものの、坊は小腹が減り、疲れ始め〜〜。
帰りにまたここで、白い恋人ソフトクリームを食べて、ちょっと復活!
ミルク感たっぷりに、ホワイトチョコのコク〜!うまい。
本日の宿泊先、登別温泉に向かいました〜。
本日のお宿〜花鐘亭はなや 源泉掛け流しのお宿
1泊目はホテル。2日目はファミリーに嬉しい休暇村ときたので、3泊目はこじんまりとした温泉和風旅館をチョイス。花鐘亭はなや
ここもお料理が美味しいとの口コミ発見。
小さめのお宿ですが、落ち着いていて細やかな気遣いが心地よいです。良いチョイスでした!
着いたらフロントにウエルカムドリンクが盛りだくさん。
お酒や酎ハイ、ソフトドリンクも!
そしてお部屋の備え付け冷蔵庫にもビールやジュースがフリーでした。飲みきれないくらい入ってて至れり尽くせり!
予約の時に確認しなかったけど、もしやこういうプランだったのかいな??
常温のペットボトルのお水もありました。
夕食時のドリンクに、こちらのビールを頂きました。追加料金ないからありがたい!
宿の裏には川。ひっそりとしていて落ち着く。
夕食は部屋食です。近くの浜で上がった魚や、北の幸のお料理。天ぷらも熱々で出てきた〜。写真は最初に出てきたお膳です。
後から出てきた分は、食べるのに夢中で撮れず。。。すんません。
食後は腹ごなしのお散歩。
花鐘亭はなやから、登別温泉の繁華街には徒歩10分ほど。
懐かしい温泉街の風景です。あちこちから湯気が出てて硫黄の香りがムンムン。
温泉街には大きな旅館やホテルが並んでいます。
泉源公園という湯が噴出している公園があり、ボッコボッコお湯が吹き出ていました。
3時間に1度、8mほど噴出するらしいですが、私たちが行った時も高さはそれほどでもないですが、ゴボゴボ出てましたよ。
鬼の金棒が9本ありそれぞれ九星に分かれています。ご利益も書いてあります。
エモいってこういうこと?ノスタルジックな温泉街。
お散歩の後、旅館でもう一度温泉に浸かって…。
ほんと、これぞ温泉!という匂いと濁り湯。
皮膚病にも良いらしく、この後私の汗疹がきれいになっていましたよ。
そんなことで、3日目もあっという間に終了。
明日、北海道最終日は温泉街の先にある地獄谷と俱多楽湖を巡り、帰路に着きます。
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